2016-01-26

小学校低学年での家庭学習

連載コラム – 海外子女教育でよくある話


前回は、小学校低学年の学習で「先取りよりも学習習慣の定着が大事」という話を書きましたが、そこで重要になるのが家庭学習です。特に小学校低学年のうちは、ご家庭でもお子様の宿題を見ていただくことによって、お子様の学習姿勢が分かるだけでなく、親子のコミュニケーションを深めることができるものです。

①家庭学習でのチェックポイント

まず「宿題を見る」と言っても、実際に教える必要はほとんどありません。隣に座っているだけで、子どもは安心して勉強できるものです。もし分からないことがあったら、まずはもう一度自力でやらせて、それでも分からなければ簡単に説明してください。それでも無理ならばそのまま提出してください(全部合っていなくてもいいのです)。

それ以外にも、「集中力が持続できる範囲でできるだけ短い時間で終わらせる」「宿題のマル付けは保護者の方と一緒に」「答えが間違っていても怒らない」「できれば毎週決まった時間を設定」「字はきれいに書くよう言い続ける」「下の子に手がかかる場合でも、ピンポイントで見てあげる」等のポイントがありますが、まずは「一緒に楽しい時間を過ごそう」という気持ちで接して頂けたらと思います。

②宿題の量について

ここでよく「宿題の量」が話題になるのでご紹介します。よく「宿題が早く終わってしまうので課題を追加して欲しい」とご要望を受けることがありますが、これは逆効果になるケースが多いものです。頑張って集中して終わらせたのに課題を追加されると、子どもは頑張った分だけ損した気分になります。また本人から追加の要望が出るときもありますが、これも程々にしないと後で問題が発生します。そのときは調子が良くても、時期が経てば単元も異なり、思うように進めないこともあります。そうなると負担感が強くなり、逆に続けられなくなってしまいます。特に低学年の間は、ちょっと足りないくらいで、他のことに興味を向けられる余力を残した方がいいのです。

③塾での学習のあるべき姿

ここまでの話をまとめると、「低学年では無理に先取りや難しいことをする必要はない」「スピードよりも正確さ、学習量は無理せずに、リズムよく続けることが大切」「よい学習習慣を定着するためには家庭学習が重要」という点がポイントとなりますが、そうなると「塾で勉強する意味はあるの?」という疑問が出てきます。「通信教材等のプリント学習をご家庭で行えば十分ではないか?」と思った方もいるでしょう。

その点については、ご家庭と塾の役割分担がポイントになると思います。塾では授業での講師からの説明を通して勉強の楽しさを伝え、生徒同士での競い合いや教え合い等を通して理解度を高め合っていきます。子どもたちはしっかり聞いて発言し、手や指を動かすことで、バランスのよい学習姿勢を身につけていきます。その授業で学んだことを確認・定着するのが家庭学習なのです。このように塾での学習と家庭学習が連動することによって、1+1=3以上の効果が表れるのではないかと考えています。

さいごに

このようなコンセプトに基づき、学習空間NOAHでは新年度から小学生低学年向けのコース「読み・書き・作文」「1・2・算数」をスタートします。今までの個別プリント学習とは一味違う、より楽しく力がつく学習を目指しています。宜しくお願いします。(大塚)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です