2015-10-22

模試の結果をどう見るか

連載コラム -海外子女教育でよくある話


第1回は、「模試の結果をどう見るか」というテーマです。受験学年はもちろんのこと、それ以外の学年でも模試は実施され、その点数を見てご家庭でも一喜一憂されていることかと思います。ただし点数を見るにあたって注意すべきポイントがあります。当たり前のことも書きますが、念のための確認ということでご了承ください。

① 点数は平均点との比較で見る

例えば「前回に比べて点数が20点下がった」ということでショックを受けることがありますが、今回のテストが前回に比べて難しければ十分あり得ることです。全国平均が30点くらい変動することもあります。その場合は点数が下がっても偏差値は上がるので、よくできたかどうかは点数だけでなく平均点や偏差値を基に判断すべきなのです。

② 慣れないうちは実力が発揮できないことが多い

これはどの模試でも言えることですが、その模試を受験した回数が少なければ、点数を取るためのポイントが分からないので、思った以上に点数が伸び悩むことがあります。これはお子様のタイプにもよりますが、少なくとも2回は準備段階として見て、その後の5~6回でも偏差値は大きく上がったり下がったりすることがあると考えるべきです。

③ 受験学年の1学期までは範囲が限定されている

非受験学年の場合、模試で出題される範囲は「その学年で学習した単元」プラス「前学年の復習」になることが多いので、科目によっては最近学習した単元の理解度も確認できます。最近学習した単元の出来が良くなければ、授業内容の復習不足や模試に向けての準備不足という問題が考えられるので、どの分野ができなかったかをチェックすることは必要です。

④ 非受験学年の模試の偏差値は参考程度として見る

上記のように範囲が限定されている以上、非受験学年の模試は内容やレベルが入試本番と同じにはならないので、この段階での模試の偏差値は参考程度として見るべきです。受験学年での1年間で偏差値が急上昇するのは毎年あることなので、「今の偏差値が○○だからこの学校は無理」というように決めつけないようにしてください。

⑤ 大事なのは間違えたところの解き直し

時には難しい問題も混ざっていますが、模試には良質の問題が揃っているので、復習すれば実戦力がアップします。ただ答えを写すのではなく、自力で解き直すことによって定着するものなので、どの模試においても必ず解き直しを実行しましょう。これを積み重ねれば、たとえ現時点での模試の点数が低くても、今後のテストで上がるチャンスは十分あります。

さいごに

以上挙げてみましたが、要は点数よりもその後に復習して力をつけることが大事なのです。模試には学力を測る「テスト」の役割もありますが、それ以上に学力を伸ばす「テキスト」の役割があることを、是非ご理解ください。

そうは言っても、やはり点数は気になるもの。そこで次回は、「模試の結果と上手につきあう方法」について書きたいと思います。引き続き宜しくお願いします。(大塚)

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