指導方針
指導目標
All works and no play makes Jack a dull boy.
子どもたちにとって大切なことは、知識をただ増やすことではありません。
もちろん「知識・技能」は必要ですが、それだけでなく「思考力・判断力・表現力」や「主体的に学習に取り組む姿勢」が備わって、本当の意味での学力となります。
私たちの授業は、点数を取らせるために学習内容を大量に詰め込むのではなく、生徒とのやりとりを通して知的好奇心を引き出せるようなアプローチを心がけています。
1) 個性をふまえて伴走します
授業で理解したとしても、あとで自力で解けるかどうかは別の問題です。
そこでは本人の能力より、正しい学習習慣を身につけているかがポイントになり、授業中だけでなく、家庭学習を含めた「学習力」を育てることが必要なのです。
そのため私たちは、ノートの取り方や時間の使い方、学習への取り組み方について、ご家庭と協力しながら生徒一人ひとりの面倒見に重点をおいた指導を行っています。
2)学び続ける習慣を育成します
このように私たちは、時間をかけてじっくりと子どもたちの成長を促すため、「難関校に△名合格」と謳うような、特定の結果だけを求める授業・指導は行いません。
もちろん受験学年におきましては、合格へ向けて最大限のサポートを行いますが、合格だけでなく、そこまでの過程でその先にある学校生活につながる学習習慣を身につけ、自分の将来に向かって自信を持って進む力を養うことを目指しています。
3) 「教養」ある人間を育てます
「教養ある人」とは、ただ知識を多く持っている人間を示す言葉ではありません。
知識だけではなく、他者の気持ちを推し量ることができる心の優しさと想像力を兼ね備えた人間を指します。
学んだことを、誰のために、何のために使うのか。周りの人への気配りができる人間を育成していきます。
4) 「両立」できることを目指します
時間の使い方を工夫すれば、サッカーや野球、ピアノ、バレエ等の習い事を、勉学のために犠牲にする必要はありません。
またずっと塾で勉学するだけより、海外ならではの経験を積む方に価値があると考えています。
私たちは量より質を重視し、勉学以外の事と両立できる学習を目指しています。そして通塾日数や曜日の選択等、多くの生徒が通えるようにシステムを毎年改善しています。
学習効果
1) 適切な教材
日本とは異なる環境で育つ海外生は、国際家庭のお子さんやインター校生に限らず、多少なりとも学習への影響が出ることがありますので、使用する教材は海外生の特性に合ったものを選んでいます。
また小学生低学年コースの「読み・書き・作文」と「1・2・算数」では、学習空間NOAHオリジナルテキストを作成・使用しています。
2) 効果の高い手法
「教育は人なり」という言葉があります。
至極簡単に言えば、「教育に最も大切なのは、人と人とのよりよい関係(信頼関係)をつくることができるかどうかによって、その成否はかかっている。」ということになります。
コンピュータが身近になった現代ですが、教育は「人」が「人」に対して行うものです。学習空間NOAHでは、時代の先読みをし、将来必要となる力を育成します。
一見すると遠回りに見えますが、「まずは何でもやってみる」を合い言葉に「自分の力でできるようにする」ことを目標に伴走していきます。
3) 集中した時間
ほとんどの人は「反復」が有効な学習手段であると信じており、教育関係者・スポーツ選手・企業トレーナーから生徒に至るまで浸透しています。
ピーター・ブラウン氏らの研究によると、こういった「集中型学習」に対する認識には間違いがあり、素早く効果的に知識を獲得するには、間隔をおいて学習を行う「間隔型学習」が効果的であると述べられています。
一夜漬けに代表されるように、集中型学習は古くから使われている学習方法ですが、学習内容を忘れるスピードが速いことはあまり知られていません。
間隔型学習は異なる種類の練習を一定間隔で行うことで、集中型学習より優れた効果を生み、練習量も少なくて済むという利点を持ちます。
NOAHでは「15分」集中して学習することを提案しています。
上記の三項目のかけ算で学習効果は決まります。
最適な時期に、適切な教材を使い、効果の高い手法を用いて、集中した時間を過ごすこと。それが学習効果を高める秘訣です。